今回は、私の間接的パワハラ体験をご紹介する記事です。
何年も会社勤めしていると、一度や二度パワハラやパワハラのような理不尽な扱いを受けることがあります。
(一度もそういうことがない人は、運がいいです!)
私は会社員になって、酷いパワハラを3回受けました(直接、間接合わせて)
今回は、連結子会社在籍時にあった、間接的パワハラ(間接被害)の経験をお話ししてみます。
この間接被害のパワハラ、油断できないです。自分がパワハラ対象者じゃないのに、精神・身体を壊してしまいます。
パワハラ体験談

これは親会社から出向してきている社長が、
特定の部長、課長に罵声を浴びせ続ける!
(たまに物を投げる)
といったパワハラです。
よくあると言えばよくあるのですが、社長が自席にいるとき1日4~5時間くらいはほぼ叫んでました。
途中数分静かになるときはあるものの、ほぼ4~5時間叫び続けているというのは、体力がないとできないことで、ある意味すごい体力の持ち主だったかもしれません?
毎回特定の管理職に対して、
・罵声を浴びせ続け
・時には紙の資料を破いたり、投げつけたり
うるさいし、破いた紙を片付けないといけないし、とても仕事できるような環境ではなかったです・・・
パワハラを受けた影響
今回のパワハラは、対象が特定の部長や課長であり、管理部門で経理と労務を担当していた私は直接的影響はありませんでした。
しかし、社長の席から右斜め前に席があったため、結果的に毎日間接的に罵声を浴びせられていました。
また、破いた紙の片づけもほぼ毎日していました。
(たまに紙を破かない日もあります(笑))
こんな状況が半年間続いたのち、身体に変調が現れてきました。
パワハラによる身体へのダメージ
毎日、お腹が軽く痛くなり下痢するようになってしまいました。
当初は、悪い物食べたかな?お腹からくる風邪かな?と思っていたのですが、
2週間、3週間と治りません。
毎日下痢は辛いです!
仕事上、飲み会も週1回程度あったのですが、飲み会の席でも途中何度もトイレに駆け込むというのが、大変でした。
下痢で居酒屋のトイレに駆け込んだときの景色、今でもハッキリ覚えています。
病院(内科)にも行き、腹痛と下痢止めの薬をいっぱいもらいましたが、全然治らず、最終的には、「ストレス的なものではないか?」と診断されただけでした。
当時は、心療内科といったストレスに対する病気を診療してくれる病院があるのも知らず、治療もちゃんとできないまま下痢の日々を過ごしていました・・・
私が実践した、間接的パワハラの対処法
このままでは仕事がまともにできない、という心配がありましたので、どうやって罵声を気にしないようにするかを考えました。
最終的には、「小型耳栓を使う」にという方法に行き着きました。
とりあえず、仕事に集中できればいいと思って、他の人に見つからないような小型(子供用)の耳栓をしてました。
罵声は聞こえるものの、罵声の音量がかなり低くなるため、気持ち的にかなり楽になります。
ただし、耳栓を使う場合の問題は2つありました。
・同じ部署のメンバーとのコミュニケーションはどうする?
・電話はどうする?
この問題については、
⇒社長が罵声を浴びせている最中は、同じ部署のメンバーも声をかけてくることがないので問題なし!
⇒電話もほとんど来ないように工夫したので問題なし!
電話対応を工夫するのには苦労しましたね。。
罵声中うるさすぎて、電話に出ても相手の声が聞こえず電話の意味がなかったので、なんとか工夫する必要がありました。
よく電話を頂く外部の方や、親会社と関係会社に社長の罵声がうるさくて電話で切る状況にないことを説明し、
こちらは電話に出ることができないので、基本メールで連絡をお願いしたい、必要あればこちらから電話すると頼んでました。
罵声でうるさすぎて、電話にでれないということを親会社や関係会社、外部に説明したことで、
関係者もこの会社やばいんじゃないか!?
と徐々に気づいてもらえるようになったんですね。
まとめ

・罵声は、罵声を浴びせる対象者の精神と身体を壊す
・罵声は、対象者だけでなく周囲の人間の精神と身体も壊す
・罵声は、うるさくて仕事の効率を下げる
・紙を破いて散らかすと、掃除する時間が発生し、仕事に支障をきたす
ということを学び、私の「絶対に守るべき仕事の掟」として深く刻まれています。
間接的パワハラ その後~
1年半、間接的パワハラに耐え、その後親会社へ異動となりました。
異動後は、腹痛も下痢もなくなり身体も良くなり、さらに連結決算担当者として充実した職場環境で仕事を進めることができました。
一方、問題の連結子会社では約2年半罵声の日々が続き、20数名程度の退職者が出て、業務に支障をきたす状況となってしまいました。
(子会社規模170人でしたから、かなりの退職者でした)
罵声の張本人である社長は、結果パワハラ問題が浮上して、子飼いのメンバーと得意先をもって独立しました。
しかし、得意先をごっそり持っていったのが親会社に知れ、その後はずっとゴタゴタし続けているよう・・・こんな顛末です。
この間接的パワハラを経験して、初めて転職というものを考えたのもこの時期です。
その後複数社転職をしていくのですが、この間接的パワハラ経験があったから今があるんだなあと改めて思います。
(辛い経験は、必ず何かしら人生を変えるきっかけになるんです)
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