資格・スキル

【簿記1級】転職でゼッタイ有利な3つの理由|現役経理部長が解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

簿記1級は、経理の転職で有利になるの?

簿記1級とれば、転職でかなり有利になるんじゃないか?と思う人も多いでしょう。

また、簿記1級があれば、今より良い会社に転職できるかも?

こんな思いで、これから転職活動しようと考えている人もいるでしょう。

そこで今回は、簿記1級が転職で有利な理由を3つ解説します。

簿記1級は、

・企業からの知名度が高い

会計の専門スキルが高い

・経理以外の部署でも評価される

このような理由から、転職に有利です。

この記事は、実際に上場企業で中途採用も担当している、現役の経理部長が解説していきます。

すでに簿記1級を取得した人、今勉強している人は、これからの転職で簿記1級がどれだけ転職に有利なのかを知って、転職活動を進めましょう。

そして、簿記1級の勉強で身についたスキルを活かしましょう!

☞この記事の解説者:経理部IS

・現役の東証一部上場企業の経理部長です

・簿記の資格は、1~3級すべて取得済みです

・中途採用の面接官も担当しています

★簿記1級の関連おすすめ記事

【簿記1級】合格に必須の講座3選!|1級合格者がオススメ講座を解説

簿記1級が転職で有利になる3つの理由

簿記1級が、転職で有利になる理由は次の3つです。

簿記1級 転職で有利な理由

① 企業からの知名度が高い

② 会計の専門スキルが高い

③ 経理以外の部署でも評価される

①企業からの知名度が高い

簿記の資格は、経理のみならず人事や総務部門、営業部門の人にも知られている資格です。

そして簿記1級は、簿記の資格の中でも一番難しい資格であることも知られています。

正直なところ、ハイレベルと言われている税理士試験の科目合格より、簿記1級の知名度の方が高い状況にあります。

私自身も経験した中で、以下のような事例があります。

・新卒採用でエントリーしてきた簿記1級取得者

人事部の採用担当は、新卒者が簿記1級を持っているという理由から、経理部担当者に声をかけ、個別に面接の機会を設定した。

⇒結果、新卒者を経理として採用

・経理以外の部署の中途採用応募した、簿記1級取得者

「簿記1級の資格ある人が申し込んできた」と、他部署から経理へ連絡が入る。

そして、経理で採用した方がいいのではないか?といった話が出てくる。

⇒ 結果、本人の了承を得て経理として採用

このように、簿記1級という資格は、経理以外の他部署の人にも「経理の資格としては最高峰」と知れ渡っており、新卒・中途採用でも話題になります。

簿記1級が話題になるということは、それだけ企業内部での知名度も高いと言えます。

資格の知名度が高くないと、転職では評価されない

簿記の資格は、経理部門ではもちろん、他部署でも広く知られており、知名度が高いといえます。

一方、世の中には、簿記以外でもいろいろな資格があります。そして一部の人にしか知られていないような資格も数多くあります。

そのような知名度が低い資格は、採用する側にとって、資格のレベル感もわからず評価しようがありません。

資格が評価されないということは、その資格を持っていても、転職では有利になりません。

やはり世の中で一番知名度が高い簿記の資格、そして、その中でも一番レベルが高い簿記1級は転職で有利です。

簿記の資格は、どの会社でも知られている知名度が高い資格です。

さらに、経理以外の部署の人でも、簿記1級はレベルが高いということを知っています。

②会計の専門スキルが高い

簿記1級は、簿記の中でも最高峰の資格です。そして最難関の資格とも言われています。

そして、この簿記1級を勉強すれば、中小企業から上場企業まで、どの企業の経理でも通用する専門スキルを身につけることができます。

簿記1級は、

・合格率は10%程度

・勉強時間は600~1000時間程度

(1日2時間の勉強で、1年以上)

といったように、そう簡単に合格できない資格です。

そのため、簿記1級保有者は少なく、希少価値が高い資格であり、一般的にも評価されています。

簿記1級の内容

簿記1級では、簿記の基本知識は当り前で、さらに専門的な会計のスキルを得ることができます。

例えば、

・会計基準の法令

・連結決算の応用

連結キャッシュ・フロー

・投資の意思決定

・経営分析

・原価計算全般

といった専門的スキルは、上場企業含む、日本における企業すべての経理で通用する専門スキルです。

このような会計の専門スキルを身につけている人は、圧倒的に少ないため、希少人材として評価されます。

そして、簿記1級取得者は、

・合格まで相当な努力をした人

・上場企業含む、どの会社でも使える会計知識を持っている人

というように周囲から評価され、転職でも有利になります。

簿記1級があると、上場企業レベルの経理の仕事にも対応できるため、非常に希少価値の高い資格です。

経理以外の部署でも評価される

簿記1級の資格では、経理以外でも評価されます。

その理由は、簿記1級で勉強する内容が、経理に必要な会計スキルだけでなく、

予算作成」、「経営分析」、「製品の原価管理」

といった、企業に必要な数値管理に関するスキルも得られるからです。

例えば、

・経営企画部門では、予算策定や経営に必要な数値の分析の仕事をします。

・工場で製品を製造する場合には、製造に関するあらゆる数値を管理して、製造に係る原価を算出します。

このような仕事でも、簿記1級の知識が必要になってきます。

簿記1級は、経理のみならず他部署で行う仕事に必要なスキルも得られるため、結果としてさまざまな部署で評価されます。

実は、簿記1級で学ぶスキルは、経理以外の部署でも役に立ちます。

そのため簿記1級の資格は、経理に限らず会社全体で評価されます。

経理未経験でも簿記1級があれば転職で有利?

経理未経験の場合、経験者に比べると転職は難しいといわれます。

経理の仕事では、

・会計や税金に関する知識が必要だったり、

・エクセル操作スキルが必要だったり、

と専門的なスキルが必要な業務であるため、採用する側としても、経験者を優先して採用を行います。

ただし、未経験であっても簿記1級の資格を取得している場合は、採用側からも一目置かれます。

採用側は、簿記1級の難易度の高さ、努力しなければ合格できないことを知っています。

そして希少価値が高い簿記1級を取得しているということは、未経験であっても経理の専門スキルがあると理解され、転職でもかなり有利に働きます。

特に、20代、30代で簿記1級を取得していれば、経理実務において即戦力にもなりえる人材として採用される可能性も高いと言えます。

簿記1級は合格できる人は少なく、価値が高い資格です。

経理未経験者であっても1級を取得していれば、一目置かれる存在です。

※関連記事:【簿記1級】合格に必須の講座3選!|1級合格者がオススメ講座を解説

簿記1級取得者にオススメする経理の転職先

簿記1級があれば、大企業にも転職できるかな?

簿記1級の資格は、知名度も高く、専門的な会計のスキルを得られるため、大企業への転職でも有利になります。

大企業のみならず、専門的な会計スキルが必要な上場企業への転職でも、簿記1級は有利です。

転職先1:大手企業・上場企業の経理

大企業や上場企業の経理では、

連結決算・本支店会計・各種会計基準の処理

といった専門的な経理業務を行っています。

そのため、大企業や上場企業の経理の仕事では、簿記1級レベルの知識が求められます。

そして、簿記1級取得という実績は、

最難関の資格にできる能力の高さ」
「会計知識に対する向上心」

があるなどとして、大手企業や上場企業からも高く評価されます。

簿記1級があれば、上場企業でも評価されます。

また上場企業の子会社でも、簿記1級取得者の人材を求めています。

転職先2:ベンチャー企業(特に上場を目指している企業)

ベンチャー企業は、ビジネスが軌道に乗りはじめ、今まさに急成長をしていく企業です。

これら企業では、ビジネスの成長を優先してきたため、経理などのバックオフィスの戦力が手薄の状態が続いています。

そしてベンチャー企業は、さらに成長を目指すには、経理などのバックオフィスの強化が必要になってきます。

特に、これから上場を目指して行こうとする企業は、上場レベルの経理が求められます。

上場レベルの経理に必要なスキルといえば、簿記1級で学んだスキルです。

そこでベンチャー企業は、簿記1級取得者を採用しようと考えます。

では、ベンチャー企業経理の求人をチェックしてみましょう。

・優良ベンチャーの求人例

・上場IPOを目指すベンチャーの求人例

出典:MS-Japan求人より

求人からもベンチャー企業が、簿記1級取得者を求めていることがわかります。

ベンチャー企業では、大手企業とは違い、会計や経営管理、原価計算などの仕事がきちんと整理されていない場合も多くあります。

そのため、簿記1級取得者は、勉強で得たスキルをフルに活用することができます。

ベンチャー企業では、簿記1級のスキルを使って、自らが仕事を組み立てていくということもできますので、非常にやりがいがあります。

やりがいと経理実務の経験を積むなら、ベンチャー経理の選択もあり!

経理未経験者が、ベンチャー企業への転職を検討すべき理由!【ベンチャー経理経験者が解説】

転職先3:会計事務所、税理士法人

簿記1級を取得したなら、会計事務所や税理士法人へ転職をするというのも選択肢として入れておきたいところです。

多くの会計事務所、税理士法人では、採用要件として簿記2級取得をあげています。

そうした中、簿記1級があれば、スキルが高いとして採用でも優先され、書類選考や面接での評価は高くなります。

また、さらにスキルアップを目指して、税理士試験にチャレンジしたい場合には、日ごろから税務業務に関わることができる「税理士法人」へ転職するというのも1つの選択肢です。

簿記1級を取得して、さらなるスキルアップを目指すため、税理士法人に転職して税理士を目指すという方法もあります。

中小企業はオススメできない

簿記1級取得者が、一般的な中小企業へ転職しようとする場合、企業側としてはオーバースペックと思われ、採用されない場合もあります。

正直なところ、一般的な中小企業では簿記1級で学ぶ、専門的な会計処理が行われることはありません。

また、専門的な会計処理は会計事務所へ外部委託している場合もあり、簿記1級のスキルは生かせる機会がない状況にあります。

(ただし、一部原価計算や投資の意思決定に関する知識は、中小企業でも生かせるものもあります)

せっかく簿記1級を取得したのなら、やはり、そのスキルを生かせる企業や会計事務所などへ転職するのがオススメです。

★転職の時にチェックしておきたい記事

参考:【経理の転職エージェント】ランキング5選|経理転職6回の経験者がオススメ!

簿記1級取得者の求人と年収

簿記1級が条件となっている求人ってどんなだろう?

簿記1級取得している人の年収はどれくらいだろう?

簿記1級取得して転職を考える場合、求人や年収は気になるところです。

今回は、経理の転職に特化している転職エージェント「MS-Japan」の求人を元に、求人の状況や年収について調査しました。

調査内容

・MS-Japanの経理求人全体

・必要な能力で、簿記1級取得が「必須または歓迎」の求人

・募集ポジションは、経理スタッフレベル

この条件に当てはまる求人を検索し、求人を出している企業の状況および年収の動向を確認しました。

求人を出している企業の状況
・上場企業 55%
・上場企業の子会社 11%
・ベンチャー企業 18%
・上記以外 16%

年収の平均レンジ
477万円(下限)
 ~ 687万円(上限)

簿記1級取得者は、やはり上場企業からの求人が多いことがわかります。

次いでベンチャー企業からの募集も多い状況です。

ベンチャー企業の場合は、上場を目指しているIPO準備企業からの求人が多い傾向にありました。

また、年収についても上場企業の給与がベースとなっていることもあり、経理スタッフの中でも高めの傾向にあります。

そして、簿記1級取得者は、2級取得者より高めの年収となっている傾向にあります。

簿記1級を取得をしていると、上場企業へ転職できる可能性が高いと言えます。

また、年収に関しては、経理スタッフの求人の中でも高めの傾向にあります。

簿記1級保有者の転職活動3つのポイント

簿記1級取得者が転職活動をするとき、どんなことを気にすればいい?

ここでは、簿記1級取得者が転職活動を行うときのポイントを3つ解説します。

ポイント①:経理に強い転職エージェントを使う

転職するときは、簿記1級取得者を求める企業へ応募する必要があります。

せっかく簿記1級を取得したのなら、それに見合うような企業へ応募して、さらなるスキルアッや年収アップを目指しましょう。

転職で特に重要なのは、簿記1級取得者を求める求人を多く紹介してくれる、転職エージェントに登録することです。

例えば、「MS-Japan」は、経理含む管理部門の転職に特化したエージェントであり、簿記1級を要件とした求人も多くそろえています。

また、「SYNCA」も経理などの管理部門に特化し、さらにベンチャー企業の経理求人を専門に扱っているところです。

求人数は、「MS-Japan」より多くはないですが、他のエージェントでは扱ってない掘り出し物の求人も多くそろえています。

チェックポイント

簿記1級を取得して転職を考えている人は、

・経理特化型の転職エージェント「MS-Japan」

・ベンチャー企業経理に強い転職サイト・エージェント「SYNCA」

どちらも経理の求人を専門的に扱っており、簿記1級取得者にも満足できる求人を紹介してもらえます。

この2つに登録して、転職活動を始めることをオススメします。

有利に転職活動を進めるには、転職エージェントも重要!

※関連記事:【経理の転職エージェントMS-Japan】評判と体験談を転職6回経理マンが全解説

※関連記事:【経理の転職サービスSYNCA】利用者が評判・口コミと体験談をすべて解説!

ポイント②:簿記1級取得についてしっかりアピールする

「簿記1級あれば転職も大丈夫だろう」と考え、特にアピールしないのは問題です。

できれば、

・簿記1級を取得する経緯(取得しようとしたときの思いやその背景)

・簿記1級で学んだことを生かしたいという強い意欲

といったことを、履歴書の自己PRや面接でアピールしてほしいところです。

簿記1級を取得したのは、あくまで手段であり、本来の目的があるはずです。

たとえば、

「専門的な経理の仕事に携わりたい」

「将来、税理士試験を受験するため」

といった本来の目的をアピールすれば、採用する側としても、なぜ簿記1級を取得したのかがわかり、さらに評価も上がります。

簿記1級を取得して転職活動を始めようとする人は、今一度、簿記1級を取得した本来の目的を思い出し、それを転職活動でアピールしてください。

簿記1級取得の目的をアピールしてみましょう。

ポイント③:簿記1級のスキルを生かせる企業を狙う

簿記1級を取得したなら、そのスキルを生かせる企業で働きたいと思うのが、正直なところではないでしょうか。

簿記1級のスキルは、すべての企業の経理で使えるスキルです。

そして、大手企業や上場企業の経理でも使えるスキルを持っている、希少価値が高い人材と言えます。

希少価値が高い人材として、会計の専門スキルを生かすなら、

・上場企業、大手企業

・上場企業子会社

・成長が高いベンチャー企業

・会計事務所、税理士法人

といった企業の経理職を狙うべきです。

簿記1級のスキルは、あらゆる企業で評価されていますので、まず狙うなら上場企業や大手企業でしょう。

また、上場企業の子会社やベンチャー企業でも簿記1級のスキルは十分に生かせます。

さらにスキルアップのため、士業(税理士や会計士)を目指すなら、会計事務所や税理士事所で経験を積んでいくというのも選択肢の1つです。

※関連記事:【厳選】会計事務所の転職に強い!3つの転職エージェントを完全解説

※関連記事:【経理の転職エージェント】ランキング5選|経理転職6回の経験者がオススメ!

まとめ

今回は、簿記1級が転職で有利になる理由を3つ解説しました。

簿記1級 転職で有利な理由

① 企業からの知名度が高い

② 会計の専門スキルが高い

③ 経理以外の部署でも評価される

簿記1級は、会計の難関資格であり、合格には相当努力が必要であることが、企業側でも知られており、知名度が高い資格です。

知名度が高いからこそ、簿記1級は転職でも有利に働きます。

そして簿記1級の勉強では、日本のどの企業でも通用する、経理に必要な会計の高い専門スキルを得ることができます。

そのスキルを生かせば、大手企業や上場企業でも活躍できます。

ぜひ、簿記1級という資格を生かして、転職を有利に進めていきましょう。

※関連記事:【簿記1級】合格に必須の講座3選!|1級合格者がオススメ講座を解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

【おすすめ転職エージェントMS-Japan】

MS-Japanは、経理含めた管理部門の求人を専門に扱っています。
「経理未経験」の人でも応募できる、優良求人が多数あるのが特徴です【登録は無料】

MS-Japanをチェック!

コメント

コメントを残す

*