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経理未経験者が、派遣から正社員に採用された実例紹介!【現役経理部長が解説】

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経理未経験だけど、派遣から経理の正社員になれますか?

経理で派遣から正社員になることもできます。実例もありますよ。

経理の仕事をしてみたい!

でもいきなり経理に転職するのは難しそう・・・

まずは派遣社員から経理の仕事をして、ゆくゆくは正社員になりたい

このように考えている方もいるのではないでしょうか。

でもホントに派遣から経理の正社員になれるの?

そんな心配もあるかと思います。

そこで今回は、経理未経験者が、派遣から経理の正社員になった実例をご紹介します。

実際に、私が所属する会社(上場企業)で採用した実例をご紹介!

今回ご紹介する実例から、実際に派遣から経理の正社員になれることがわかります。

未経験から経理の社員になって、仕事したと思っている方で、特に女性の方には参考になりますので、ぜひチェックしてみてください。

☞この記事の解説者:経理部IS

・現役東証一部上場企業の経理部長です

・中途採用の書類選考・面接官も担当しています

・実際に派遣から経理の正社員採用もしました

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Contents

経理未経験者が、派遣から正社員に採用された実例

実際に、経理未経験の派遣から、正社員に採用された人ってどんな人ですか?

最近、2名を派遣から正社員として採用しました。

その2名がどんな人で、どうやって採用されたか、実例を紹介しますね。

事例1 派遣社員Aさんの場合

派遣社員 Aさん

年  齢:30代後半
性  別:女性
経  験:経理の経験なし

     過去営業事務の経験あり
保有資格:日商簿記2級
     MOSエクセル一般レベル
派遣形式:紹介予定派遣
派遣会社:マイナビスタッフ

Aさんは、ご結婚後子供が生まれて、育児のために一度仕事を辞められています。

その後、育児が落ち着き、また働きたいということで、マイナビスタッフに登録され、私が所属する会社に派遣されました。

正社員までの採用の経緯

Aさんは、どのような理由で派遣されたのですか?

ちょうど経理のデータ入力をする女性社員が退職することになり、代わりの人を採用したいと考えていました。

その女性社員は、1か月後に退職することが決まっていたため、すぐに入社して仕事の引継ができる人を探しました。

どうして派遣社員を選択したのですか?

当初、正社員を採用したいと考えておりましたが、正社員を採用する場合、社内で承認をもらう手続きに時間がかかります。

また正社員採用の場合、書類選考、筆記試験、複数回の面接があり、すぐに採用することができません。

一方、派遣社員であれば社内の承認手続きも早く済み、早ければ2週間後から仕事していただけたので、派遣社員を選択しました。

派遣の方法は、「紹介予定派遣」ですが、それはどうしてですか?

退職した社員の代わりの社員として、将来的に正社員として働いてもらえるいたいと考えていました。

紹介予定派遣の場合、派遣期間終了後、本人と派遣先企業の合意により正社員として採用できます。

最初から正社員での採用を予定していましたので、紹介予定派遣を選択しました。

Aさんは派遣社員の期間中、どのような仕事をされていたのですか?

まずは、退職する社員の仕事の一部を引き継いでもらいました。(会計データ入力業務)

Aさんは経理の実務経験はありませんでした。

しかし、簿記2級の資格をもっていたこともあり、必要最低限の経理の知識がありましたので、すんなりと仕事を引き継ぐことができました。

さらにMOSのエクセル一般レベルの資格を持っていたので、エクセルを使ったデータ加工や集計もお願いしました。

Aさんは、経理未経験だったということですが、経理の仕事は大丈夫でしたか?

特に問題はありませんでした。
むしろ仕事の覚えが早くて助かりました。

・前職で、同じ業界の営業事務を経験していたこと
簿記2級の資格とMOSエクセルの資格を持っていたこと
これが経理の仕事にも役に立ったと本人もお話していました。

経理の仕事は、基本的な経理の知識があれば、あとは実際に手を動かして覚えていくだけです。

Aさんはそれを実践し、早くに仕事を覚えてくれました。

Aさんは、いつ正社員として採用されたのですか?

派遣社員として会社に来ていただいてから、6か月経って正社員として採用されました。

紹介予定派遣の期間が6ヶ月であったため、その派遣期間終了後に、派遣会社の「マイナビスタッフ」の担当者を通じて、本人と合意しました。

Aさんの正社員採用は、特に問題なく進められましたか?

特に問題はありませんでした。

派遣後4か月頃には、自分の担当する経理の仕事も覚えてくれました。

また、周囲ともうまくコミュニケーションを取っていたので、会社側としても正社員として採用する方向で準備をしました。

派遣会社の「マイナビスタッフ」の担当者も、Aさんとこれからのキャリアプランなどをお話されたり、相談に乗ってくれたいたようです。

それもあって、Aさんも前向きに入社を承諾してくれました。

正社員になった後のAさん

Aさんは現在、「売掛金管理の経理業務」を担当しています。

「売掛金管理の経理業務」は営業部署と連携をとって仕事をしなければならない業務ですが、しっかり営業部署とコミュニケーションを取って仕事をこなしてくれています。

いまや経理部でも必要な人材であり、会社側としても採用して良かったと思っています。

Aさんは、経理の仕事をするうえで「簿記2級の資格とMOSエクセルの資格を持っていたことが、すごく役に立った」とお話されていました。

経理の仕事をするうえでは、事前に資格の勉強をしておくと、あとあと有利になりますね。

【参考記事】:経理未経験者は要チェック!転職に有利な資格は3つ!【現役採用担当が解説】

今回Aさんは、「紹介予定派遣」から正社員として採用されました。

この「紹介予定派遣」は派遣期間終了後、双方の合意を得て正社員として採用されます。

派遣社員として「紹介予定派遣」は、

●この会社で仕事をこなせるか?
●職場の雰囲気はどうか?
●待遇は良さそうか?

といったことを事前に確認できるところがメリットです。

会社側としても、

●うちの会社に馴染んでもらえそうか?
●仕事をこなせそうか?

ということを確認できますので、双方にメリットがあります。

今回のAさんは、「紹介予定派遣」のメリットを生かして、正社員として採用された実例となります。

事例2 派遣社員Bさんの場合

派遣社員 Bさん

年  齢:20代半ば
性  別:女性
経  験:経理の経験なし

     派遣で総務や庶務を経験
保有資格:MOSエクセル上級レベル
派遣形式:一般派遣
派遣会社:リクルートスタッフィング

Bさんは、3社で総務や営業事務の仕事を経験されていました。

前の会社では派遣期間終了ということで、新たに私が所属する会社に派遣されました。

正社員までの採用の経緯

Bさんは、どのような理由で派遣されたのですか?

当社では、経理部門の庶務業務を担当してもらいたい人を募集していました。

経理部門でも、会議資料を印刷して人数分準備したり、資料をファイリングしたりといったさまざまな庶務業務があります。

この庶務業務全般を派遣社員さんにお願いしたいと考え、ちょうどタイミングが良いところでBさんに来ていただきました。

どうして派遣社員を選択したのですか?

当時の経理部門は、社員皆さんの仕事が忙しく、少しでも業務を軽減する必要がありました。

業務軽減のため、少しでも早く人手が欲しいことを人事部門に伝えたところ、派遣会社「リクルートスタッフィング」を紹介され、そこで派遣社員をお願いしました。

Bさんは派遣社員の期間中、どのような仕事をされていたのですか?

まずは、庶務的業務(荷物の受取り、資料の印刷、資料のファイリング、来客対応)を担当してもらいました。

Bさんは、以前の職場でも庶務業務を経験されていたこともあって、仕事はすぐに覚えてもらえました。

仕事をテキパキとこなすので、2か月もしたら時間が余るといったこともありました。

そこで、経理のデータ入力とデータ加工や、会議で使うパワーポイントの資料などの仕事もお願いしました。

Bさんは、経理未経験だったということですが、経理の仕事もされていたということですか?

そうですね。徐々に経理の仕事もお願いしました。

最初は経理のデータ入力から始まりましたが、それを機に仕訳のしかたを覚えてもらい、簿記のスキルも増えていきました。

当初の庶務的な業務だけでなく、社員と同じ経理の仕事も任せることができるようなりました。

Bさんを、正社員として採用することになった理由はなんですか?

当初お願いしていた庶務的な業務だけではなく、経理の仕事もしっかりこなせるようになったことが大きな理由です。

さらにBさんは、MOSエクセル上級の資格があったことで、エクセルの操作に長けており、データ入力や加工業務を効率よく進めてくれました。

他の社員よりもかなりエクセルが使えるという強みがあったことが、正社員として採用したいと考えた理由の1つですね。

Bさんは、いつ正社員として採用されたのですか?

派遣社員として会社に来ていただいてから、1年半経ってから正社員として採用することの打診をしました。

そこから派遣会社であるリクルートスタッフィングの担当者を通じて、2か月後に正社員として採用しました。

Bさんの正社員採用は、特に問題なく進められましたか?

Bさんに正社員として採用したいことを伝えたところ、最初は悩んだようです。

正社員となる以上は、仕事への責任や忙しい時は残業が増える可能性もあります。

人によっては「プライベートとのバランスが崩れるのが嫌だな」と思う方もいるようです。

でも会社としては、社員同様に働いてくれ、経理のスキルもアップしたBさんは正社員として迎入れたかったところです。

そこで、派遣会社の「リクルートスタッフィング」の担当者と相談し、Bさんとお話を重ね、最後は正社員での採用を受けてくれました。

Bさんの場合は、「リクルートスタッフィング」の担当者さんが非常に良く対応してくれましたね。

正社員になった後のBさん

Bさんは現在、庶務業務を継続しながら、決算業務のフォローを担当しています。

私が所属する会社は、上場企業ですので「決算を開示する作業」があります。

Bさんはこの「決算を開示する作業」のためのデータ収集や集計作業も行っています。

エクセルの操作に長けているBさんは、このデータ収集や集計作業が得意なこともあり、仕事を効率よく進めてくれています。

さらに、周りの社員とのコミュニケーションをしっかり取って仕事をしているので、安心して仕事も任せています。

今では経理部でも必要な人材となり、会社側としても採用して良かったと思っています。

今回Bさんは、「一般派遣」から正社員として採用されました。普通は「一般派遣」から正社員の採用は多くはないかと思います。

しかし、一般派遣であっても、

●任せられた仕事をしっかりこなす
●得意なことがある(強みがある)
●周りの社員とコミュニケーションをしっかり取る

これができる人は、会社側としても正社員として採用したいと考えます。

特にBさんの場合は、MOSというエクセルの資格を持っており、他の人と比べてエクセルを使って効率よく仕事ができるという強みがありました。

他の人には負けない強みがある人は、魅力ある人材であり、会社側としても正社員で採用したいと考えますね。

参考記事:経理の転職者に知って欲しい!実は有利な資格「MOS」を完全解説

まとめ

今回は、私が所属する会社での実例として、経理未経験者の派遣社員さんが、経理で正社員となった事例をご紹介しました。

Aさんは、ちょうど社員の退職があったことで、紹介予定派遣からの正社員の採用となりました。

Bさんは、当初正社員での採用は考えておりませんでしたが、しっかり仕事をこなしてくれて、エクセルの操作ができる点も評価され正社員に採用ということになりました。

Aさん、Bさんとも、経理の経験はありませんでしたが、積極的に経理の仕事を学んで、経理に必要な人材になってくれたことが、経理での正社員採用が実現したと思います

そして、派遣会社の担当者が派遣社員をフォローしてくれたこともあり、正社員への採用がスムーズに進んだことも良かったところです。

経理未経験であっても、派遣から経理の仕事を覚えて、正社員に採用されることがあります。

未経験でいきなり経理へ転職する場合、ハードルが高いかもしれません。

そのときは、派遣から経理の仕事を学んで、経理で正社員を目指す方法もありますので、ぜひ検討してみてください。

参考記事:経理未経験者が派遣から正社員になる3つの方法!【現役採用担当が解説】

また、派遣で経理の仕事をするには、経理に強い派遣会社への登録が必要です。

こちらの記事でオススメの派遣会社を解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

参考記事:経理未経験者にオススメする派遣会社5選【現役経理部長が厳選して解説】

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