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Excelマクロは、経理の転職に役に立つ?転職に有利な理由を経理部長が解説

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Excelマクロのスキルって、経理の転職で役に立つかな?

Excelには、マクロ(VBA)というExcel操作を自動で行えるようにする機能があります。

このExcelマクロ(VBA)は、経理の仕事を効率化できるものとして、企業の経理部門でも知られています。

ただし、Excelマクロ(VBA)はプログラミングのスキルが必要であり、専門性が高いことから、誰でも使えるものではありません。

そのため、Excelマクロ(VBA)を使える人は、専門的スキルを身につけている人として、経理部門で評価され、経理の転職でも有利働きます。

そこで今回は、このExcelマクロ(VBA)を使える人が、経理の転職で有利になる理由について解説していきます。

今後、経理の転職を考えている人や、Excelマクロ(VBA)に興味がある経理マンはぜひチェックしてください。

☞この記事の解説者:経理部IS

・現役の東証一部上場企業の経理部長です

・経理の中途採用で、書類選考と面接を行っています

・Excelマクロも使いこなし、業務効率化を行っています

Contents

Excelマクロ(VBA)とは

Excelマクロとは、Excel上でプログラミングして、Excel操作を自動化することです。

VBA(Visual Basic for Applications)と呼ばれることもあります。

※実際には、ExcelマクロとVBAの定義は異なりますが、一般的には「マクロ」という言葉が使われていることが多いので、ここからはマクロという言葉を使っていきます。

このマクロを使うと、「Excelで行っている手作業をすべて自動化できる」というメリットがあります。

例えば、

・罫線を引いて、表を自動で作成する

・会計システムから出力したデータをコピペせず、自動でExcelに取り込む

などといった、Excelで行う作業を自動化できます。

このExcelマクロを使えば、今まで面倒だった手作業が、ボタン1つ押すだけで自動で処理されるため、仕事を早く終わらせることができます。

マクロは、Excel操作を時短化できるため、仕事を効率化に役に立ちます!

Excelマクロスキルは、経理の転職で役に立つ?

Excelマクロは、経理の転職で役に立つのでしょうか?

実際のところマクロを使える人は、経理部門で評価され、転職でも有利になります。

Excelマクロが経理の転職で評価される理由

・Excelは、経理業務で頻繁に使われているから

・マクロは、即効性の高い業務効率化を実現できるから

・経理では、業務効率化ができる人材が求められているから

Excelは、経理業務で頻繁に使われている

経理の仕事では、毎日と言っていいほど表計算ソフトの「Excel」を使用して仕事をしています。

このExcelは、

・数値データの入力や集計に適しており、

・経理の仕事と相性がよいため、

大企業・中小企業問わず、どの会社でも使われています。

このように、

・Excelはどの会社でも使われており、

・経理の仕事に必須であるため、

経理の転職者にも、Excelの操作スキルは必ず持っていてほしいと採用側は考えています。

そして、Excelの作業を効率化してくれるマクロまで使えると、

経理の仕事に必要な、Excelの操作スキルを十分に兼ね備えている」

と評価されます。

マクロ使えるなら、Excelの操作スキルは十分あるだろうと認められ、転職でも有利になります。

マクロは、即効性の高い業務効率化を実現できる

Excelマクロは、「Excelでやっている手作業をすべて自動化できる」というメリットがあります。

これをうまく活用すれば、仕事も早く終わらせることができます。

例えば、

・ひたすらデータをコピーして、Excel資料に貼り付けする作業

・ひたすら数値をExcel資料に入力する作業

といった、単純作業は無駄に時間がかかってしまいます。

こうした単純作業は、数時間かかってしまう場合もありますが、Excelマクロを使って自動化すれば、数十秒で終わらせてしまうことも可能です。

このようにExcelマクロは、業務効率化を実現するのに即効性があります。

そして、業務効率化ができる人は、作業の時短を実現しコスト削減してくれる人として評価されます。

企業側としては、
「マクロを使える人=業務効率化できる人」
として評価しています。

経理では、業務効率化ができる人材が求められている

企業では、社員に対し業務の効率を求めます。

当り前ですが、業務の効率が悪いと残業も増え、人を増やして対処しなければならなくなり、人件費といったコストも増加します。

コストを下げて利益を上げることを目指している企業側としては、何としても社員には業務の効率を上げて欲しいと思っています。

特に、利益を生まない部門である経理はなおさら、業務の効率を上げてコストを削減してほしいところです。

そこで、経理の仕事で業務効率化をするにはどうすればいいでしょうか?

現在の経理の仕事は、会計システムとExcelを使って仕事をするのが当り前となっています。

その中で、経理の仕事を効率化するには、

・会計システムを導入して、仕事の効率を上げる

Excelをうまく活用して、仕事の効率を上げる

この2つを実行すると効果が上がります。

特にExcelをうまく活用できるなら、コストかけず、一番手っ取り早く業務の効率を上げることが可能となります。

そこで、経理としては、

・Excelをうまく活用できる人、

・効率の悪い作業を一気に効率化できるExcelマクロを使える人

このような人材が必要と考えます。

業務効率化ができる人材として、Excelマクロを使える人が経理で求められるのです。

手っ取り早く経理の業務効率できる人=Excelマクロを使える人
と思われています。

Excelマクロにはデメリットもある

経理の業務を効率化するには、Excelマクロのスキルは必要です。

しかし、このExcelマクロはプログラミングのスキルが必要であり、残念ながら簡単に覚えることはできません。

覚えるのが難しい分、マクロを使える人は少ないのが実情です。

マクロを使って業務を効率化しても、それは誰でもできる仕事ではないため、「仕事が属人化※」してしまう傾向にあります。

※仕事が属人化=仕事の仕方が特定の人しかわからなくなること

そのため、企業によってはマクロを使って業務を行うことを避ける場合もあります。

しかし、Excelマクロのメリットは非常に大きく、結果的にExcelマクロを使った業務の効率化を行う企業が多いのも事実です。

特に大企業の経理では、データ収集などでExcelマクロを活用している場合もあり、マクロは普通に使われています。

Excelマクロのスキルが求められる求人例

企業側の経理部門は、中途採用する際にExcelマクロが使える人を求めていることもあります。

実際に、Excelマクロを中途採用の必須条件や歓迎条件としている事例もあります。

※出典:MS-Japan求人より

いずれの求人もExcelが使えるのは当たり前で、さらにマクロが使える人を求めています。

企業の経理部門としては、マクロを使って経理業務の効率化を実現できる人を求めています。

そして、Excelマクロのスキルを、採用の必須条件や歓迎条件としています。

このようにExcelマクロが使えると、応募できる経理の求人も増え、転職に有利に働きます。

職務経歴書に、VBAマクロを使えるという記載があると、やはり評価されます。

私自身、中途採用のときはVBAマクロのスキルは評価しています!

Excelマクロの勉強方法

Excelマクロってどうやって勉強すればいい?

経理の転職で有利となるExcelマクロのスキルを身につけるには、「講座受講」または「独学」をする必要があります。

Excelマクロの講座受講

早くExcelマクロのスキルを身につけたいと思う方は「講座受講」をオススメします。

Excelマクロは、プログラミングの要素が強く、初心者にとって独学は厳しいかもしれません。

その場合、基礎から人に教わるのが一番手っ取り早くマクロを覚えることができます。

たとえば、初級から上級者向けまでのマクロの講座を開設している、

世界最大級のオンライン学習サイト、

「Udemy」

のマクロ講座を使えば、基本から応用までマクロのスキルを身につけることができます。

「Udemy」では、オンライン講座で実際のExcelマクロの操作を教わりながら、スキルを身につけていくことになります。

オンライン講座であるため、パソコンの他、スマホやタブレットを使って、いつでもどこでも勉強できるのがメリットです。

Udemyオススメのマクロ講座については、こちらで詳しく解説しています。

ぜひチェックしてみてください。

☞ 【Excel・VBAマクロ】オンライン講座Udemyランキング|オススメ3選

Excelマクロの独学

Excelマクロは独学でもスキルを身につけることが可能です。

ただし、講座受講に比べると覚えるまで時間がかかるため、自分のペースでゆっくり覚えたい人向けです。

独学の場合は、以下の無料の勉強サイトで、マクロの基本を理解するところからスタートします。

・Excel全開VBA

・エクセルの神髄

サイトにある解説に従って、実際にExcelを触りながらうまくマクロが動くか、試行錯誤繰り返していくことで、Excelマクロのスキルが身についていきます。

また、マクロの解説書籍を使って独学する方法もあります。

以下の書籍は、基礎からExcelマクロを学べます。

ページ順に書籍に書いてあることがホントにできるかどうかを、実際にExcelを使いながら確認することで、マクロのスキルを身につけることができます。

Excelマクロの勉強方法については、こちらでも詳しく解説していますので、チェックしてみてください。

※関連記事:経理で使える!ExcelマクロVBAの3つの勉強法【現役経理部長がおすすめ】

まとめ

今回は、Excelマクロは経理の転職に有利になることについて解説しました。

Excelマクロのスキルが、経理の転職で有利になる理由は、

・Excelは、経理業務で頻繁に使われているから

・マクロは、即効性の高い業務効率化を実現できるから

・経理では、業務効率化ができる人材が求められているから

といったことによります。

Excelマクロを使えると、経理の仕事で頻繁に使うExcelでの作業を効率化することができます。

そして、中途採用の場合、Excelマクロのスキルを「必須」または「歓迎」条件としている求人もあります。

Excelマクロのスキルは、転職に有利になるのはもちろん、普段の経理の仕事に役立つスキルです。

ぜひ、Excelマクロのスキルを身につけて経理の仕事に役立てましょう。

※関連記事:【Excel・VBAマクロ】オンライン講座Udemyランキング|オススメ3選

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