投資信託の2つのデメリット【売るのが難しい致命的な問題!】

その他

今回は、

● 投資信託のデメリットはあるのか?
● そのデメリットはなにか?

について解説します。

最近はつみたてNISAを使って、
投資信託での積立をしている方が増えているそうです。

この投資信託は、
● 投資を始めよう
● 積み立てを始めよう
などといった宣伝、広告を多く見かけます。

確かに、投資初心者にとって定期的に積立をしていくというのは、
わかりやすくて、買付しやすいのです。

しかし、投資信託にはデメリットがあります。

その投資信託のデメリットは、
いざ売るとなった時、顕在化します。

ここから、
● 投資信託にはデメリットがあること、
● そのデメリットの内容、
を解説します。

☞解説者の私は、
投資歴15年、以前は投資信託もやってました。
投資信託のデメリットが嫌で、今は積立の投資信託はしていません・・・

投資信託の2つのデメリット

投資信託のデメリットは2つあります。

それは、
● 売りたい時にすぐ売れない
● 売りたい時にいくらで売れるのかわからない
です。

そんなの知ってるよ、と思われますが、
● 意外と知らない
● 知っててもあまり気にしない
という人が多いようです。

株価が暴落し始めた時、株式へ投資する投資家は、
● 含み益をいったん利益確定させる
● 損切する
といったことを実行することがあります。

これは、株式へ投資しているときは当たり前にできる行為です。
しかし、投資信託ではこれができません。

また、株式を売却する時は、
● いくらで売却できるのか?
● 売却損益はいくらになるのか?
を把握して、売却を実行します。

しかし、投資信託では、売却の注文を出す時点では、
⇒ いくらで売れるのかわからない・・・
⇒ 売却損益がどのくらいになるのかが、売ってみないとわからない・・・
ということになってしまいます。

これが投資信託の2つのデメリットです。

株式投資では当たり前と思われる、
● 売りたい時に売る
● 売るときにいくらで売れるかがわかる
これが投資信託ではできないのが大きなデメリットです。

投資信託の価格

投資信託の価格は、毎日証券会社のホームページなどで確認することができます。

その表示されている価格ですが、
● 前日の基準価格
となります。

前日の取引終了後、終値に基づいて投資信託の財産を評価します。
それをベースに基準価格が決まります。
このため、ホームページなどで公表されている価格は、昨日の値段となります。

投資信託の売却の仕組み

前述したとおり、投資信託の公表されている価格は、昨日の値段です。

そして、
投資信託を売却しようとする時は、その売却時点の価格で売却することが一般的です。
(投資信託によっては、売却価格は注文日の2営業日後の価格など、後ろにズレることもあります)

しかし、売却しようとする時に公表されている価格は、昨日の値段です。

残念ながら昨日の値段では、売却することができません。

じゃあ、売却価格はいくらなんだ!?と疑問に思いますが、
正直、注文を出す時点ではいくらの価格で売れるかがわからないのです。

また、投資信託を売却するには、自分が市場に直接売り注文を出すのではなく、投資信託を購入した金融機関に対して、自分が持っている投資信託の解約を指示するといった流れになっています。

簡単に、売却の流れをまとめるとこんな感じになります。

① 売却の注文
② 株式市場での取引終了
③ 終値に基づいて投資信託の財産が計算
④ 投資信託の値段が確定
⑤ 売却金額が確定
⑥ 売却代金の入金

①売却の注文 = ⑤売却金額が確定⑥売却代金の入金
となればいいのですが、そこにタイムラグがあります。

①の売却の注文から数日後に、⑤売却金額が確定、⑥売却代金の入金となるため、
結果的に、「売りたい時にすぐ売れない」という状態にもなってしまいます。

株価暴落があった場合、投資信託は不利

株価が暴落し始めた時、
● 含み益をいったん利益確定させる
● 損切してキャッシュを確保する
といったことを実行したいと思う投資家は、投資信託ではこれがすぐにできないことを理解しておく必要があります。

これをしたくても、
・すぐには売却できず、
・さらに売却価額がわからないため、
株価暴落時に、素早く対応することができません。

例えば、
株価暴落時に、さっさと利益確定や損切をしてキャッシュを確保して、
暴落後底値から徐々に買い増ししていくような投資スタイルをする場合には、投資信託は向かないですね。

投資スタイルにも依りますが、
株価暴落があった場合は投資信託は不利になります。

IS課長
IS課長

私は、株価下落の最高値から8%下落で売却。
というスタイルを貫いています。
しかし投資信託ではこれができません・・・

売却時点で、売却損益がわからないのが嫌

個人的には、売却時点で売却損益がいくらになるのかわからないのが嫌です。

しかし売却損益について、
ある程度利益が出てればいいやと言って、そんなに気にしない人もいるでしょう。
投資信託を少しずつ売却して生活費に充てるような場合も、そんなに売却損益を気にしないかもしれません。

これは個人の価値観ですが、
せっかく投資してきて、売却しようというときに投資の結果がわからないのは腑に落ちません。

ということで、
私は投資信託のデメリットが嫌で、現在は投資信託の購入はしていません。

まとめ

今回は、
● 投資信託のデメリットはあるのか?
● そのデメリットはなにか?
について解説しました。

デメリットは、

● 売りたい時にすぐ売れない
● 売りたい時にいくらで売れるのかわからない

この2つあることを解説しました。

意外と投資信託のデメリットを理解されていない方もいるようです。

もちろん投資信託のメリットもありますが、
しっかり、メリット・デメリットどちらも理解したうえで、投資信託を買付するかどうかを検討してはいかがでしょうか。

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