
事務職への転職では、
どのような資格がある有利ですか?

事務職におすすめする資格を3つ、教えましょう!
今回は、このよう疑問に答えていきます。
☞ 記事の内容
事務職の転職者におすすめする資格3選
① 日商簿記
② MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
③ TOEICのスコア
※ここでの事務職は、経理職、営業事務職、総務人事職、法務業務職などを想定しています。
☞この記事の解説者
●現在、上場企業で採用担当をしている
●転職6回
の私が、採用担当の視点で、事務職へおすすめ資格を解説します。

上場企業で、
中途採用の書類選考と面接をやってます。
☞この記事を読み終えると、
●事務職への転職の際、有利になる資格がわかります。
●事務職として、持っておいた方が良い資格がわかります。
では早速、解説していきます。
事務職への転職で有利な資格は?

事務職で必要な資格は、様々あります。

採用担当がおすすめする、事務職の資格を
3つ紹介するよ
①日商簿記
②MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
③TOEICスコア※
※TOEICについては、事務職の中でも海外の会社と関わる業務を行う場合、必要になる
この3つの資格のうち1つでもあれば、事務職の転職に有利になると思います。
ここからは、3つの資格について採用担当の目線で、注目点を解説します。
日商簿記の資格は、ぜひ取得して欲しい

簿記の資格って、事務職の転職でも有利になるの?
結論、
簿記の資格については、経理職だけでなく、他の事務職であっても転職では有利となります。
簿記の種類はいろいろあるけど、どれがいい?
簿記の資格は、
●日商簿記
●全経簿記
●全商簿記
などといったものがあります。
資格を取得する際は、圧倒的に知名度が高い、日商簿記1本に絞ってください。
他の資格は知名度が低く、採用担当としてはあまり評価していない、というのがホンネです。

簿記の資格は、広く知られている
日商簿記がおすすめです!
日商簿記の内容
日商簿記は、1~3級があります。
1~3級の取得には、それぞれ難易度が異なります。
①1級レベル・・・
極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を理解し、会計基準・会社法・財務諸表等規則などの企業会計に関する知識を持つレベル
②2級レベル・・・
財務諸表の数字を読み解く力が身につき、経営内容を理解できる知識を持つレベル
③3級レベル・・・
商業簿記のみ、経理関連処理など、初歩的な実務がある程度できる知識を持つレベルすこと
1~3級のどれを取得しておけばよい?

日商簿記、
事務職では何級を取っておいた方がいい?
結論、
事務職の場合は、3級を取得していれば、とりあえず大丈夫です。
最上位の1級を取得しても問題はありませんが、事務職スタッフレベルの採用の場合は、「オーバースペックではないか」と採用担当が考えることもあります。

1級・2級は、
経理職に転職を目指す方に、取ってほしいな
簿記取得をおすすめする!
簿記の知識は、
● 総務や人事業務でも使うことがあります
● 営業でも取引先の経営成績を把握する際、簿記の知識が必要になることがあります
● 株式などの資産運用する際、投資先の決算書を読むためにも簿記の知識がある便利です
転職のためと言わず、今後の生活のためにも簿記の資格は取得しておいた方がお得です。

簿記は、経理以外の部署でも使うこと多いです!
勉強しておいて損はないです!
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は持っておいた方が得

MOSってそもそも何?
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは、
Microsoft Officeの、
●Word
●Excel
●PowerPoint
●Access
●Outlook
を使いこなすことを証明する資格です。
WordとExcelはさらに、
●スペシャリスト(一般)
●エキスパート(上級)
の2段階あります。
結論、
Excelスペシャリスト(一般)か、エキスパート(上級)の資格をどちらか1つ
取っておけば、書類選考で有利となります。
MOSは全部取得した方が有利になるのか?

ちょっと頑張って、全部取得目指した方がいい?
全部取得した方が、転職に有利になるのではないかと、思う人もいるかもしれません。
結論、
業務で一番使用頻度が高いExcelの資格があれば十分と考えます。
Word、PowerPointやOutlookは、業務において最低限の機能を使えれば問題ないので、転職のためにわざわざ資格を取る必要はありません。
またAccessは使用頻度が低いため、さほど重要視されません。
資格がなくても、Excelのスキルをアピールすればよい
Excelスペシャリスト(一般)、エキスパート(上級)、いずれかの資格なくても大丈夫。
Excelスキルをもっていることをアピールすれば、書類選考に有利に働きます。
履歴書の自己PRなどに、
「Excelの基本関数は問題なく使える、またピボットテーブルも使える」
といった、具体的なExcelスキルを書いてください。

自己PRとかでExcelスキルを履歴書に書けば、
書類選考で有利になりますよ!
TOEICのスコアについて

募集している仕事の内容によって、TOEICのスコアの記載が必要になる場合があります。
例えば、
・英文契約書の管理をする法務部門の事務職
・海外取引先への支払いや請求処理の仕事を行う営業事務職

このような仕事の募集では、
TOEICのスコアを記載してもらえると、
書類選考では有利になります。
TOEICスコアはどれくらいがよいのか

事務職だと、TOEICスコアはどれくらいあると評価される?
先ほど例示したような
●「英文契約書の管理をする」
●「海外取引先への支払いや請求処理を行う」
といった業務を行う事務職の場合、スコア的には550点以上は欲しいところです。
600点以上あれば、採用担当としても安心できますね。
その他の資格
ここでご紹介した3つの資格以外にも、事務職系の資格はいろいろあります。
・運転免許
・秘書検定
・ITパスポート
・PC検定
・その他いろいろ
結論、
履歴書の資格に記載しても、書類選考では、有利にも不利にもならないです。

実は、いろいろ資格を書いてても、
資格マニアなのかなと思う程度です・・・
いろいろ資格が書いてあっても、
●資格の内容が良くわからない
●難易度がはっきりしない
といった理由で、書類選考の判断には影響させないことが多いと思います。

よくわからない資格を履歴書に書いてること、
たまにあるんだよね。
●採用担当は、世の中の資格をすべて把握していません
●採用担当は、全部の資格の内容や難易度を調べている時間もありません
ということで、広く知れ渡っている資格を重視して、書類選考の判断してます。
なお、
運転免許は持っていたら書いていた方が無難です。
(事務職であっても、業務で運転が必要になることもありますので)
まとめ

事務職への転職で有利なおすすめ資格について、採用担当の目線で3つに厳選し、解説しました。

事務職への転職で有利なおすすめ資格は、以下の3つ!
●日商簿記3級
●MOS Excel(一般又は上級)
●TOEIC 550点以上 (※募集している仕事内容による)
募集されている仕事内容によって、求められる資格も異なる場合もありますが、参考情報として転職活動に役立てていただければ幸いです。
転職を検討している皆さんは、採用担当がおすすめする資格を意識して、今後の資格取得をどうするか考えてみてください。
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