
経理の仕事をしてますが、なかなか年収が上がりません・・・

経理の仕事で年収アップしたいけど、どうすればいい?
今回は、このような疑問に答えていきます。
●会社に入社してから経理の仕事をしてるけど、なかなか年収が上がらない・・・
●昇給、昇格したけどあんまり年収が変わらない・・・
そんなことありませんか?
でも、やっぱり年収は上げたいですね。
そこで今回は、
具体的にどうやったら経理で年収が上がるのか?
について、現役経理部長がズバリ解説します。
経理職で年収を上げたい人は必見です。
☞この記事の解説者
●年収450万円⇒670万円⇒730万円⇒800万円⇒900万円と年収アップをしました。(現在は年収1,000万円を実現)
●現在、現役の東証一部上場企業の経理部長です
●転職6回経験しています
私が年収を上げていった体験も交えて、年収を上げるためにやることについて具体的に解説していきます。
この記事を参考にすれば、経理で年収を上げていくことも夢ではありません。
経理で年収を上げるためにやること4選

経理で年収を上げるには、以下の4つを実践すべきです。
①資格を取って経理知識アップする
②エクセルを使いこなせるようになる
③決算実務を経験する
④ハイクラス転職エージェントを使って転職する
●まずは、経理に関する資格取得して専門知識を習得します。
経理で年収を上げるには、経理の専門的知識を保有することは必須条件です。そして経理の専門的知識を得るためには、資格取得の勉強が効果的です。
※日商簿記や税理士試験の科目合格などがおすすめです
簿記の勉強では、オンライン講座を活用するなどして、効率よく資格の勉強をして経理知識をアップさせる必要があります。
参考記事:【最新】簿記2級・3級オンラインのWeb通信講座4選|現役経理マンがおすすめ解説
●次に、経理で必須のエクセルを使いこなせるよう、エクセルの勉強をします。
経理の仕事ができる人は、みんなエクセルが得意です。
エクセルを使いこなし、経理業務を効率化するという実績を作ることで評価されます。
エクセル苦手な人は、MOS※というエクセルの資格の勉強を通じて、てっとり早くエクセルスキルを身につける必要があります。
※MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
参考記事:経理の転職者に知って欲しい!実は有利な資格「MOS」を完全解説
●可能であれば、決算実務を経験してください。
一般の会社では、決算実務の経験がある人は重宝されます。転職市場でも決算実務の経験者の評価は高いです。
決算実務の経験者は、一般の会社では重宝され、評価が高い人材であるため、年収があがりやすい傾向にあります。
●そして、ハイクラス転職エージェントから求人を紹介してもらって、年収が高い会社へ転職します。
経理で年収を上げるには、年収高めの求人を持っているハイクラスの転職エージェントを使うのが王道です。
例えば、ハイクラスの転職エージェントである、JACリクルートメントに登録して転職活動をすると、年収が高い会社へ転職できる可能性が高まります。
●経理に必須な知識を身に付けて、
●エクセルを使いこなして仕事ができる人になって、
●決算の実務を経験をして、
●ハイクラスの転職エージェントを使って年収を上げる。
これが経理の年収アップのパターンです。
実際に年収をアップするためにやったこと【体験談】

私は、経理職の決算担当者で、年収450万円から、
●経理の知識をアップして、
●エクセルスキルをアップさせ、
●決算、税務実務を経験して、
●ハイクラス転職エージェントから求人を紹介してもらって、
毎回年収をアップさせてきました。
具体的には、
①経理に関する資格を1つ取得した
②エクセルを使いこなし、経理の業務効率アップの実績を作った
③決算実務をできるだけ経験した
(税金計算など専門的な仕事も自分から率先してチャレンジ!)
④ハイクラスの転職エージェントJACリクルートメントを使って転職した
これを繰り返して、年収を着実にアップさせてきました。
(転職6回経験済み)
その結果、
●現在では年収1,000万円に到達しています。
●資格は、簿記1級、税理士試験の簿記論、財務諸表論を取得しました。
●エクセルは、VBAマクロのプログラムを書いて、様々な経理業務の自動化ができるようになりました。

年収450万円時代から、スキルアップと転職を繰り返しました。
その結果、今では上場企業経理部長で、年収1,000万円までアップできました。
実際に、経理で年収を着実に上げていくことは可能です!
なぜ年収が上がらないか?自分の状況を確認しよう
年収が上がらないと思っている人は、なぜ自分は年収が上がらないのか?
ということを考えたことはありますか?
大抵の場合、以下の理由が考えられます。
①会社の業績が悪い
②業界の給与が低水準
③業務が固定化されており、実務経験を積みにくい
④年功序列、年齢層が高めでポジションに空きがない
⑤経理部門が社内で評価されない(例えば営業部門が優先されているなど)
こんな会社にずっといたら年収はなかなか上がりません。
たとえ、終身雇用で安定しているからといっても、こんな会社だと年収は上がっても少しずつで、年収600、700万円に到達するには相当の時間を要してしまいます・・・
年収を上げるには、
●経理に関する専門知識を身に付け、
●現在の年収が上がりにくい会社から脱出する。
これしか方法はありません。
年収を上げるために具体的にやることは?

このままでは、なかなか年収は上がらないということが分かったら、年収を上げるために次の4つのことを実践しましょう。
①資格を取って経理知識アップする
②エクセルを使いこなせるようになる
③決算実務を経験する
④ハイクラス転職エージェントを使って転職する
ここからは、この4つについて具体的になにをすべきか解説していきます。
資格を取って経理知識アップする
年収を上げるには、まず自分の経理スキルをアップさせなければなりません。
転職して年収を上げるにせよ、現職で評価され昇給するにせよ、スキルアップさせないとそれは実現しません。
特に経理でスキルが低い場合は、専門的な会計や税務の作業を行うことができません。
経理では、会計や税務の専門的な知識使って仕事をできるようにならないと、年収もあがりませんので、スキルアップは必須です。
具体的に経理職でやるべきスキルアップは、以下の2つです。
●簿記などの経理の資格を取得し、スキルアップする
●TOEICの勉強をして、英語スキルを上げる
経理では簿記などの資格は当たり前ですが、さらにTOEICで高点数を獲得していることも、年収を上げるのに有利です。
簿記の資格は2級以上を取得する
年収を上げるには、日商簿記2級の取得は必須です。
世間一般では、日商簿記2級あれば会計の専門的知識を有しており、決算ができるレベルにあると認められます。
むしろ2級がないと、スキル不足として経理の仕事ではあまり専門的な仕事は任せられない、と会社側は考えます。
また、給与水準が高い会社へ転職しようとする場合、簿記の資格をもっていないと転職は厳しいです。
さらに年収を上げようと思うならば、簿記は1級を持っていた方が断然有利です。
世間一般では、簿記1級を持っていたら会計の知識レベルはかなり高いと評価されます。
そのため給与水準が高い会社へ転職しようとする場合、簿記1級の資格はかなり有利に働きます。

私も簿記1級取得して、より年収が高い会社へ転職しました
参考記事:【最新】簿記2級・3級オンラインのWeb通信講座4選|現役経理マンがおすすめ解説
税理士の科目合格も年収アップに貢献する
経理職で簿記の資格以上に評価されるのが、税理士試験の科目合格です。
例えば、簿記論や財務諸表論1科目合格しているだけでも、会計の知識レベルはかなり高いと評価され、年収を上げるチャンスが広がります。

私は財務諸表論に合格後、転職してさらに年収が高い会社への入社に成功しました
ある程度の規模の大手企業などは、中途採用時に、この税理士試験の科目合格を応募要件としているところもあります。
給与水準が高い大手企業などに転職して年収を上げるには、要件として税理士試験の科目合格が必須の場合もありますので、この科目合格もあった方がかなり有利です。
参考記事:税理士試験の「通信・Web」に特化した講座 おすすめ3選
TOEICは700点以上あれば経理でも評価される
海外取引が多い会社、海外子会社などを有する会社などでは、経理であっても英語力が求められます。
そしてそのような会社は、社員の英語力を判断するためにTOEICの点数をチェックします。
TOEICの点数としては、700点以上あれば英語を使う経理業務に対応できるとみられています。
海外取引が多い会社、海外子会社などを有する大手企業に転職して、年収を上げようと思う場合は、TOEIC700点以上を狙うのもアリです。
エクセルを使いこなせるようになる【エクセルスキルは必須】

経理で自分の価値を高めて年収を上げるためには、エクセルスキルはかかせません。
ハッキリ言うと、経理で仕事ができる人・年収が高い人は、エクセルをかなり使いこなしています。
そして、エクセルを使って経理業務を効率化して、仕事で成果を出しています。
経理の仕事では、必ずと言っていいほどエクセルを使う必要があります。
「経理の仕事=エクセルを使える」とも言えますね。
結局、経理で仕事ができて評価されて年収を上げるには、仕事ができる基本スキルであるエクセルを習得しなければなりません。
具体的に、どんなエクセルスキルを習得しなければならないのでしょうか?
▷年収を上げるために必要なエクセルスキル
●様々な関数を使いこなすスキル
●ピボットテーブルなどエクセル機能をフル活用するスキル
●マクロVBAも使い、経理業務の自動化できるスキル
経理で年収を上げるには、このような仕事に役立つエクセルスキルを身に付ける必要があります。
これらのエクセルスキルを身に付けるためには、
●日々の業務でエクセルを独学で勉強する
●スクールの講座で、てっとり早くエクセルスキルを身に付ける
この2つの方法があります。
少しでも早く年収を上げたいと思っている人は、自分への先行投資としてスクールでエクセルスキルを身に付けるのが近道です。
そして、エクセルスキルを身につけるなら、MOSというエクセル資格を取得することをオススメします。
MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストという、エクセルやワードを使えることを証明する資格です。
この資格は、経理の転職でも有利になりますので、エクセルスキルを身につけると同時に資格の取得も一緒にしてしまうことをオススメします。
参考記事:経理の転職者に知って欲しい!実は有利な資格「MOS」を完全解説
さらにエクセルスキルをアップさせたい場合は、マクロVBAの知識を習得してください。
このマクロVBAとは、エクセル上でプログラミングして、エクセルで行う処理を自動化することをいいます。
エクセルでやっている手作業を、すべて自動化できるのです。
例えば、
●システムから出力したデータをコピペせず、自動でエクセルに取り込む
●罫線を引いて、表を自動で作成する
こんなことができます。(その他にも作業を楽にすることがいろいろできますよ)
エクセルマクロを使えば、今まで面倒だった作業がかなり楽になります。
これができれば経理の仕事を効率化することができ、周囲からも評価されます。
評価されると、結果的に年収アップに繋がります。

エクセルのVBAマクロは、仕事でホントに役に立ちます。
そして、これが使えると周囲からも評価されます。
転職でも有利になります。
参考記事:経理で使える!エクセルマクロVBAの3つの勉強法【現役経理部長がおすすめ】
経理の転職では、エクセルスキルはどれだけあるかも選考要件になってくる場合があります。
年収アップのための転職でもエクセルスキルは必須ですので、ぜひ身につけてください。
決算実務を経験する
決算の実務の経験者は、
●一般会社で重宝される
●転職市場での評価も高い
というのは、動かしようがない事実です。
そして決算実務の経験は、年収アップにも貢献します。
決算実務経験がある人
自分がまだやっていない決算業務にチャレンジしてみてください。
例えば、
●税金計算にチャレンジする
●決算書の作成、株主総会資料の作成までやってみる
●上場企業なら開示業務にも携わってみる
というように、決算実務でもやったことがない業務にチャレンジすることで、経理人材としての価値が高まります。
そしてそれが結果として年収アップに繋がります。
決算実務経験がない人
もし、決算実務ができる環境にいるなら、上司にお願いするなどして、決算業務に携わらせてもらいましょう。
決算業務に携わらせてもらうためには、上記の簿記資格などを取って、スキルがあることをアピールするのがいいです。
決算実務をちょっと経験しているだけでも、経理としての価値が高まります。
決算実務を経験できるよう積極的に自分から動いてください。(それが将来の年収アップに繋がります)
転職をする
年収を上げるには、転職は必須です。
今は、転職しながら年収を上げていく時代ともいえます。

私自身、転職しながら、現在は年収1000万円まで上げていきました。
会社の業績が悪かったり、業界の給与が低水準の会社にしがみついていては、いつまで経っても年収は大きく上がることはないでしょう。
そのためにも、業績がいい会社、成長している業界の会社に転職して、年収アップするのが今の流れです。
年収を上げるための転職は、具体的にどうすればいいでしょうか?
●ハイクラスの転職エージェントに登録して、求人を紹介してもらう。
これが一番効果あります。
例えば、JACリクルートメントは、経理職でも年収が高いハイクラスの求人を多く抱えている転職エージェントです。
このようなハイクラス求人を持つ転職エージェントをフルに活用すべきです。

転職では必ずJACリクルートメントから求人を紹介してもらいました。
【参考記事】JACリクルートメントの評判と体験談【転職6回の現役経理マンが解説!】
☞注意
ハイクラスの転職エージェントを使って、年収アップを目指す!
これは重要なことですが、1つだけ注意してください。年収アップだけを目的とした転職は、失敗しやすいことがあります。
年収アップと同時に、転職先が自分に合うかどうかもしっかり見極めることをおすすめします。
まとめ

今回は、
「経理で年収を上げるためにやること4選」と題して、年収を上げる方法を解説してきました。
経理で年収を上げるには、以下の4つを実践する必要があります。
①資格を取って経理知識アップする
②エクセルを使いこなせるようになる
③決算実務を経験する
④ハイクラス転職エージェントを使って転職する
私はこの4つを繰り返して、年収450万円⇒1,000万円と年収をアップさせてきました。
この4つを繰り返し、年収アップのパターンに乗れば、数年で大きく年収をあげることができます。
しかし残念ながら、すぐに年収を大きくアップさせることはできません。
勉強して、スキルを身に付けて苦労して初めて年収アップが実現します。
経理で年収を上げたい人は、今回解説した内容を実践して、これからの年収アップを実現させてみましょう。
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