先日、こんなツイートをしました。
ここ数十年の間で、
経理はシステムを使わないと仕事ができなくなりました。
ツイートしたとおり、
システムと簿記を合わせて勉強しないと、今後経理で仕事していけない!
それくらい今、大変な時代になっています。
経理で仕事するためには、どんなスキルを身に付ければいいの?
システムと簿記を合わせて勉強するって、どうやるの?
最低限、経理部員にやってほしい勉強と
スキルの身に付け方を解説します
☞ この記事は、
経理に初めて配属となった方や新入社員、経理の仕事に興味ある方向けです。
☞ 解説する私は、
● 複数社での経理経験20年
● 会計システム導入実績多数
システム大好き経理マンです。
今の経理に必要なスキル
結論、
● エクセルを使える
● 会計システムをマニュアルを見なくても使える
● 簿記をちょっと理解している
この3つのスキルがあれば、どの会社の経理でも、とりあえず仕事できます。
3つのスキルを持っていないと、経理で相当苦労します。
残念ながら、この3つのスキルがないと、
経理では役立たずの扱いを受けます・・・
エクセルを使える
経理では、エクセルを使えないと仕事になりません!
はじめて経理の業務をする方、経理の仕事をしてみたい方は、絶対にエクセルを使えるようにしてください!
実際には、簿記がわからなくても、なんとか経理の仕事はできます。
しかし、エクセルができないと、全く経理の仕事はできません。
今は、
エクセルにデータ入力して、経理で使う数値を算出する、こんな作業が多いです。
簿記の知識がなくても、経理ができる場合があります。
どのくらいエクセルを使えるといいのか?
どの程度、エクセルを使えればよいでしょうか!?
最低限、以下の具体的な操作ができればいいですね。
● ファイルの保存や資料の印刷といった基本操作
● 罫線を引いて表を作ったり、セルに色を付けたりする
● フィルタ機能を使える
● SUM、VLOOKUPの関数が使える
こんなの、当たり前と思われる方もいるかもしれませんが、
新卒の方、エクセルに触れたことがない人にとっては、覚えるまでには大変だと思います。
なんとかこの操作を覚えてください!
この操作を覚えないで、経理の仕事される方もいますが、かなり仕事が大変で辛そうです。
仕事をスムーズに進めるためにも、最低限のエクセル操作を覚えてください。
もう1ステップ上がるために覚えてほしい、エクセル操作
経理の仕事で、もう1つ覚えてほしいエクセル操作があります。
それは、
● ピボットテーブル
です。
この機能は、データを自由に集計できる機能であり、
大量のデータを扱う経理では、この機能を使うことが多いです。
エクセル初心者にとっては、難しい操作ですが、もし興味があればチャレンジしてみてください。
ピボットテーブルの操作を覚えると、
経理の仕事がかなり楽になってきます
独学でエクセル操作を覚えられない方へ
新卒の方、異動で経理を初めて行う方は、
エクセルの操作を覚えなければいけないのですが、会社で一から教えてくれるところはほとんどありません。
基本、エクセル操作は独学で覚えなければなりません。
与えられた仕事をこなしながら、空き時間を使って独学で、エクセルの操作を勉強していきます。
独学が苦手なのですが・・・
ただし、独学が苦手な方もいるかと思います。
そのような方は、少々出費はあるのですが、スクールに通うことをおすすめします。
出費はありますが、自分への投資と思ってスクールに通ってください。
(エクセルはどの会社に行っても、使う機会ありますので、勉強して損はありません!)
会社で一人悩むより、効率かつ早くにエクセルを学ぶことができます。
効率よく、早く覚えたい人は
スクールで勉強しましょう
会計システムをマニュアルを見なくても使える
経理の仕事では、
● 会計システムに仕訳を入力したり、
● 会計システムにあるデータを出力して、そのデータをエクセルで加工したり
こんな作業を毎回します。
現在では、会社の大きい小さいに限らず、どこでも会計システムを使っています。
この会計システムを使えないと、経理では仕事になりません・・・
会計システムを使えるようになるには?
本来であれば、会計システムの使い方を覚えるための講座、セミナーがあればいいのでしょうが、
残念ながら、今そのようなサービスはほとんどありません。
また、
● 会社で、個別に会計システムの操作を教えてくれる人は、ほとんどいません・・・
● 会計システムのマニュアルもありますが、分厚くて読んでも良くわかりません・・・
エクセル同様、自分で独学で覚えなければならないのが実情です。
では、どうやって使い方を覚えればいいんですか!?
そんな状況では、
● ひたすらシステムに触って、操作してみる
これしかありません。
残念ながら、現在はどの会社でも、
会計システムの使い方を手厚く教えてくれる
サービスはないと思った方がいいです
会計システムには、テストができる環境があります。
(テスト環境だと、基本間違った操作をしても問題になりません)
● その環境を使わせてもらって、
● ひたすらシステムの機能を触って、
● システムの機能を理解する
少しずつでもいいので、これを毎回繰り返して、覚えるしか方法はありません。
システムがあまり得意ではない方にとっては、辛いかもしれませんが、
これだけはなんとか頑張るしかないです。
ここで頑張れば、システムに強くなったという結果が、必ず後からついてきます!
簿記をちょっと理解している
経理では当たり前ですが、簿記の知識は必要です。
でも、最低限、以下の3つの知識があれば、とりあえず経理の仕事はできます。
● 借方、貸方を知っている
● 勘定科目の内容をおおよそ理解できる
● 仕訳を起票できる
これらができれば、簿記を知っているといえます。
決算書を作れるとか、会計基準を理解しているとか、そのようなスキルはとりあえずなくても大丈夫です。
実際のところ、そのようなスキルを持っている人は、経理部の中でも一部の人だけです。
私の部署でも、
この3つの簿記知識だけで、仕事している人が大多数です
ただし、
● もっと仕事ができるようになりたい、スキルアップしたい
● もっと仕事で評価されたい
● 出世したい
と思う方は、日商簿記2級か3級は取得しましょう。
日商簿記2級か3級を取得すれば、
● とりあえず決算書とは何かがわかり、作成できるようになる
● いろいろな会計基準があることを知って、ちょっと専門的な作業ができる
このようなことができるようになります。
資格があると、新しい仕事も任せられることが多くなります。
仕事ができる人になりたければ、
日商簿記2、3級の勉強してください。
現在の簿記は、効率よくWeb・通信講座で、手軽に学べる時代なので、
スキルアップ目指す方は、資格取得チャレンジしてみてください。
まとめ
今回は、
今の経理に必要な最低限のスキルについて、解説しました。
最低限のスキルは、
● エクセルを使える
● 会計システムをマニュアルを見なくても使える
● 簿記をちょっと理解している
この3つです。
新卒の方、異動で初めて経理の仕事を担当する方は、
この最低限のスキルを早く身に付けることができるよう、頑張ってください!
3つのスキルを身に付けたら、
経理の仕事をスムーズに進めることができますよ
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